2012年私たちに出来ること

ラブギャザリング

2012年01月04日 15:48

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

年末年始、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。
今回のお正月は震災後初めてのお正月だった事もあり、
何か特別なものを感じました。

ラブギャザのメーリスは年末年始も情報交換にずっと動いており
石巻からも応援先の漁師さんから、元旦にもお電話頂き
思いついたアイデアをご紹介頂くなど、東京も石巻も
復興に向けて想いを同じくしているのを感じました。

年末の12月28日深夜→30日まで深尾、梶村、豊沢の3名は
石巻にお邪魔して、2012年に向けてのプランなどを打ち合わせしてきましたので、
少し活動報告をさせて頂きます。

12/28 深夜より石巻へ移動
12/29 石巻にて活動
12/30 東京へ移動

29日午前中は、8月に蛇田小学校の避難所で出会った
小山さんというおばあちゃんにお会いして来ました。
なんと御年81歳なのですが、避難所でも班長をつとめられるほど
周りから頼られるパワフルおばあちゃんでした。
私も避難所に行ってお話をさせて頂き、逆に元気をもらった事が何度もありました。

9月に「また会いに来ます」と言ってお別れしたきり、
避難所も閉鎖になってしまった為、その後どうなったのか気にかかっていました。

最近は石巻でも北上地区の方で活動をしていた為時間がなく、
自分の中でずっともやもやしていた口約束を果たす為に、
時間を見つけて、思いきって小山さんにお電話し、
やっと訪問を果たしました。

4ヶ月ぶりの再会となりましたが、本当にお会い出来て良かったです。元気な姿が確認出来ました。
小山さんの自宅は内陸にあるため、津波の被害をうけずに自宅は無事だったのですが、家のあちこちやお風呂が壊れて困っているとの事でした。お風呂修繕には60万ほどかかるのだけど、いま石巻では修繕などやる人が多く時間がかかって順番が回ってこないとの事。

また全壊、半壊の家には支援金が出るのですが、一部損壊ではお金が1円も支給されないので、そういう状況もまた大変だなと感じました。

私は4月から活動してきて、色んな立場の方とお話したいなと思って活動して来ました。東京在住で現地にずっと張り付きではない分、様々な状況を知る必要があると思ったからです。

自宅が全壊の方、自宅避難者の方、仮設住宅の方、避難所に住む方、漁師さん、無職の方、学校の先生などなど。

現地にはこの様な様々な状況の方がいるという事です。
Love-Gとしてメインの応援先が決まったとしても、この様に色んな状況の方が被災されているという事を、私たちは心がまえとして留めておく必要があると思っています。そんな思いで今回は小山さんを訪問させて頂きました。

小山さんには私の訪問をとても喜んで頂き、
ご自身で編まれた手編みのニットの帽子を頂き
本当に訪問して良かったと思います。




29日はその後、北上の十三浜の漁師さんを訪問して、
今後の事に関する打ち合わせなどを行いました。


こちららでも、漁師さん達に私たちに期待する事を伺ったところ
「今はおんぶに抱っこかもしれないけど、時間をかけて
自分達が自立していける様になっていきたいと思っている。
極端に言うと何もしてくれなくても、ずっと近くで見守って
自分達を応援し続けて欲しい。」
とおっしゃっておりました。

やはりこの様に、被災地以外の人の出来る事はまだまだあります。
お金が出せなくても、現地に行けなくても、
ずっと被災地を忘れずに応援し続ける事が望まれている事です。
そして、私たちLove-Gの出来る事はそんな人々と被災地をつないで行く事だと思っています。

2012年は、去年に比べてもっと加速し色んな人を巻き込んで、
被災地支援が出来る仕組みを実行したいと考えています。

この文章を読んで下さっている一人一人が、
そんな世界を作っていく仲間です。
今年もよろしくお願いします。

深尾

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